とあるマラソンランナーの記録

マラソンやシューズについて語っていきます。

びわ湖毎日マラソン

2月28日にびわ湖毎日マラソンが開催されました。

結果はこちらです↓

<837483408343838B88F38DFC2052454C303031532E4C5354> (lakebiwa-marathon.com)

今回のマラソンで、印象に残った事が2つにあり1つ目が鈴木健吾選手が日本記録更新です。

 今回のレースで、鈴木選手は、集団の中で落ち着いてレース運び見せていました。30㎞のペースメーカーが外れるまで集団の真ん中付近の風の抵抗が少ない位置で走り、体力の温存をしていた事によって後半もペースの落ちない走りが出来たのだと思います。昨年の福岡国際マラソンで優勝した吉田祐也選手もそうでしたが、ペースメーカーが離れるまでどれだけ余裕を持ってレース展開をしていくのが重要になってくる事が分かります。その後36㎞過ぎでペースアップし、集団にいた土方選手とサイモン・カリウキ選手を置いていく見事なペースアップを見せました。鈴木選手はペースアップしてからもペースが落ちる事なく最後まで上体のブレないキレイなフォームでそのままフィニッシュしました。終始圧巻のレースだったと思います。

 2位になった土方選手は、2回目のマラソンでしたが冷静な走りを見せて、見事自己記録更新、日本歴代5位となる2時間6分26秒という好記録で走りました。

日本記録の影の立役者は、サイモン・カリウキ選手ではないでしょうか。カリウキ選手が30㎞からもペースを落とさず集団を引っ張ってくれた事によって鈴木選手が力を残して走れたのだと思います。

 次に印象に残った2つ目は、2時間10分切りが42人でた事です。例年のびわ湖マラソンだと後半向かい風になる所ですが、今年はほとんど風がなかったように感じました。風の影響も今回の好記録に繋がったのだと思います。

 今回のびわ湖マラソンの結果を見ても2時間10分切るのが当たり前になりつつある中でスピードがないと集団についていけないと分かります。スピードの速いマラソンも増えてくるのでこれからのランナーの適応力も試されてくると思います。